日毎に寒さが加わり,落ち葉が風に舞う11月.
飯田橋のとあるカフェでFarmBot Project二回目の会合が行われた.
前回は初回ということもあり,少しふざけた記事を書いたが,今回から少し真面目に記事を書いていくことにする.
本ブログを通じて,FarmBotの魅力を余すことなく伝えていけたら幸いである.
さて,第2回目となる会合であるが,今回は
・FarmBotの英語ドキュメントには何が書かれているか?
・FarmBotをどこで動かすか?
の二点に関して話し合いが行われた.
FarmBotの英語ドキュメントには何が書かれているか?
FarmBotのドキュメントは多岐に渡る.
現在公開されているドキュメントには,下記のようなものがある.
- FarmBot Official Website
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- https://farmbot.io/
- FarmBotの販売サイト
- 各種ページへのリンク
- FarmBot Wiki
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- http://wiki.farmbot.org/
- FarmBot全般の詳細情報
- FarmBot Forum
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- http://forum.farmbot.org/
- ユーザを交えたフォーラム
- Software Docs
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- https://farmbot-software.readme.io/docs
- システムに関する概要
- GitHub
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- https://github.com/FarmBot
- ソースコード置き場
- Genesis Docs
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- https://farmbot-genesis.readme.io/docs
- ハードウェアに関する概要
- 組み立て方も写真付きで載せてある
仕様や必要となる部品,組み立て方,制御方法,ソフトウェア.
もちろん,ドキュメントは全て英語で記述されている.
我々ネイティブでない人間にとって,英語の解読は苦行の一つだ.
今回は,トムがFarmbotに必要な部品とその仕様について,事前に翻訳をしてきてくれた.
トムが共有してくれた情報を下記にまとめておくので,FarmBotの購入を検討している人たちは是非参考にしてほしい.
[製品情報]
製品名 FarmBot Genesis
大きさ
全長: 1.5〜3m
全幅: 0.5〜1.5m
高さ: 1.5〜3m
栽培可能面積 約2.9m x 1.4m
栽培可能高さ 約0.5m
雨と腐食に対する耐性のある素材で作れている
[内容物]
アルミフレーム(枠)
アルミプレート
ホイール
ステンレス製のネジなど
モーター(3つ)
タイミングベルト、プーリーなどの動力部品
ワイヤー
電源ケーブル
ホース
AC電源の入力装置
耐水性の電源ボックス
Raspberry Pi 3
1.2 GHz 64-bit quad-core ARMv8 CPU
1 GB RAM
802.11 b/g/n WiFi
Bluetooth 4.1 Low Energy
Arduino
RAMPS 1.4 shield
Three pololu stepper drivers with heatsinks
Jumper pins
電子機器筐体
各ツールの耐水性格納ケース
[ソフトウェア]
少なくとも2018年までは,無料で使えるウェブアプリを提供してくれるようだ.
現在も開発中のようで,続報を待ちたい.
[ユーザが用意するもの]
工作用の土台
110ボルトの交流電源
水
通信できる環境
[追記]
FarmBotが届く前に,Raspberry Pi 3やArduinoをいじりたい場合は,下記を揃えると良いぞ!
Arduino には様々な種類があるがFarmBotで利用している規格はこれなので要注意!
[ディランオススメの参考書籍]
製品の到着が待てなかったディランは,自前のラズパイとArduinoに早速gitからクローンしてソフトをブチ込んでいた!
トムの話を聞いて,苦労して入れたソフトがすでに動く状態で届くと知り,早まったと後悔していた笑
嬉々として自分が調べたことを説明をするディラン
FarmBotをどこで動かすか?
上記で挙げたドキュメントからもわかるように,FarmBotは最低でも1区画あたり 3m x 3m x 1.5m の空間を必要とするようだ.
余裕をみて 4m x 4m x 2m の空間は用意したい.
この問題に対し,我らがジャックがすでに土地の候補をいくつか見つけてくれていた.
シェアリングエコノミーが提唱される昨今では,東京のコンクリートジャングル内でも農地として土地を解放している人間がいるようだ.
こういったシェアエコの波に乗り活用していこうとするジャックの姿勢は,是非とも学んでいきたい.
3331
世田谷ファミリー農園
シェア畑
FarmBotはまだまだ特殊な機器で,認知も低い.
農地契約後にこのような機器を持ち込むと,いらぬ問題を引き寄せてしまう可能性もある.
今回の会合では,FarmBotが届くまでに,これらの候補からいくつか協力的なところを探し,お願いをして回わろうということになった.
おわりに
さて,2回目会合の情報はいかがだっただろうか?
トムがドキュメントを翻訳してくれ,ディランがすでに実装テストを始め,ジャックが土地確保の準備を進めてくれている.
FarmBot Projectは今のところ順調に走り出している.
今後の続報にも期待してほしい.
え?今回エリーは何をしたのか?っだって?
「2, 3月にタネを植えるなら,ほうれん草,だいこん,ブロッコリー,レタスあたりがいいんじゃないかなぁ?」
ってアドバイスをしたよ!
【愉快な仲間たち】
・ジャック
JavaScriptエンジニア
本プロジェクトの発起人
いずれは島を購入し,自給自足の生活を送ることが夢
今回のプロジェクトはそのテストケース
シェアエコライダー New!
・ディラン
Railsエンジニア
現代社会の高等遊民を目指す夢追い人
三度の飯よりアニメが好き
そうろう*2 New!
・トム
何でも屋
Webサービス製作や防犯カメラの設置,
小型船舶の操縦から住宅のリノベーションまで,とにかくなんでもやる
特技はチェーンソー
英語の翻訳もできる New!
・エリザベス♂(通称エリー)
社畜
グンマーから違法入国中
本ブログの寄稿者
クズ New!
*1:Farmbotで利用する各種機器の一部は https://farmbot-genesis.readme.io/docs/bill-of-materials からダウンロードできるCADを使って,3Dプリンタを使って自作することが可能だ
*2:仕事の早い男性の事.良い子のみんなは,間違ってもパパに言っちゃダメだぞ.エリーとの約束だ!