ついに,FarmBotを動作させることができた.
初動作させた様子を,動画に残しておいた.
今月の活動内容が,この一本に全て集約されている.
以下,作業の様子を動画と画像でお送りする.
作業中の様子
作業は基本,ドキュメントに従い行なった.
ドキュメントにも記載されているが,数人で集中して行えば,1日で完成させられる作りになっていた.
人数を要する作業が多々あり,一人では組み立てられないような部分も多かった.もし,一人で購入して始めようとする人がいたら,悪いことは言わない.
素直に,共に開発してくれる人たちを探そう!
前回の作業からの続き.
ガントリープレートをガントリーに取り付け,滑らかに動く様子をとらえた.
FarmBotの組み立てでよく出てくるT-nats.しっかり止めるためには少しコツがいるそう.マッケンジーがコツを解説してくれたので,組み立て時の参考にして!
ガントリーの高さを揃えることはマスト.T-natsを締める前に高さが揃っているかをちゃんと確認しよう!
z軸の取り付けなどに移る前に,ガントリーが滑らかに動くかどうかを一度チェックしよう.
滑らかな動作をしない場合は,ガントリーが地面と水平になっているか,両サイドのトラックが水平になっているかなどをチェックしよう.
偏心スペーサを緩めることも滑らかな動作をさせるために重要な要素です.
ガントリーをトラックに通したあとの様子.ケーブル・ホース置きをトラック上に等間隔で設置.
ガントリーにクロススライドプレートを設置.トラックに取り付けたホイールプレートと同様,下部の偏心スペーサー付きホイールは,ガントリーに通した後に締め付けることで調整する.
クロススライドプレートを反対側から見た様子
クロススライドプレートの動作様子
ベルトが中でねじれないようにするのが重要.
購入時は結束バンドで止まっているので,長い時間放置してしまうと,ねじれが生じやすくなってしまう.FarmBotの組み立てにまとまった時間が取れない人たちは,購入後すぐテープのように巻いておくとねじれ対策によいかもしれない.
ベルトを通した後でも,基本的な滑らかさは変わらない.
ユニバーサルツールマウント(UTM)
配線ホースをカバーに通してから作業を行う.下記で行う配線の取り付けは空気ホース,水ホースを取り付けた後に行う必要がある.
配線には,番号が振ってある.こちらに記載のピンマッピングと合わせて配線を繋ぐ.結合部分は結束バンドで止めるという原始的な方法をとる笑
余剰分の結束バンドはカットしてからカバーをかぶせる.
z軸をガントリーに取り付けた後,ホースや配線ケーブルをケーブルキャリアに入れ,UTMをz軸に取り付ける.
ケーブルキャリアの取り付けはかなり手間がかかり,苦労した.何か簡単に取り付けられる方法を考案できるとよかったのだが...
ケーブルキャリアを取り付けた際,z軸のリードスクリューがケーブルキャリアや,モーターケースに接触しないよう注意.リードスクリューは下記の画像のような,モータに取り付けるフレックス・カップリングの締め方を調整することで多少ずらすことができる.
フレックス・カップリングには2箇所,留め具が存在する.モーターから出ている軸にある2つの平面に留め具を合わせる.
z軸とガントリーのケーブル結合部の様子.少しホースにゆとりを持たせて,ガントリーのケーブルキャリアに通すようにする.
最後に,通したモータの配線などをArduinoにつなぎ,完了.
まとめ
本連載も,次回で12回目を迎える.
1年の間で,FarmBotのテスト動作を完了させられたことを嬉しく思う.
やはり,テスト動作させることは大事だと痛感できた.
モータだけでは大した音量ではなかったが,Z軸やクロススライドプレートと接続するとだいぶ大きな音が立ってしまうことが確認できた.
次回は試した騒音対策を記載できればと思う.
【おぢさん達】
・ジャック
JavaScriptエンジニア
本プロジェクトの発起人
いずれは島を購入し,自給自足の生活を送ることが夢
夢追い人おぢさん
・マッケンジー
ジャックが敬愛する経営者
車と旅行と肉が大好きおぢさん
・ディラン
Railsエンジニア
現代社会の高等遊民を目指す夢追い人
そうろうおぢさん
・トム
何でも屋
特技:チェーンソー
とにかくなんでもやるおぢさん
・エリザベス♂(通称エリー)
グンマーから違法入国中の社畜
本ブログの寄稿者
クズおぢさん