FarmBot Project

FarmBotをいじりたおす過程を記す場所

FarmBot Project 〜菜園について〜

みなさま,こんばんは.

連日ヒアリのニュースが飛び交い,戦々恐々の日々を送っている農夫見習いのエリーです.

友達から送られてきたヒアリの動画を見てから土をさわれていません笑*1

 

土をさわれていませんが,今回は土の話をメインにしていきます!

今回のラインナップは以下の通りです.

  • 整地
  • 防虫・防鳥・病

 

 

 

整地

FarmBot の公式ドキュメントには,「揚げ床」と「支柱のみ」の2種類のサポートインフラ構築方法が記載されている.

本プロジェクトでは,公式が推奨している「揚げ床」方式を取ることにしている.

 

【公式ドキュメント】

genesis.farmbot.io

【翻訳ドキュメント*2

http://wiki.farmbot.org/local-resources/japan/documentation-v1.2/building-a-raised-bed

 

FarmBotのトラックやガントリーに余計な負荷がかからない様,揚げ床を水平に保つことはマストである.

整地の計画を立てるついでに,マッケンジー監修の元,揚げ床の下に関しチェックを行なった.

FarmBotの公式ドキュメントには記載されていなかったことなので,是非参考にしてみてほしい.

 

  • 土質チェック

雨の日の翌日,もしくは水を撒いて土質のチェックを行う.

チェックを行うことは主に,水はけ・粘土質かどうかである.

 

水はけ・排水性悪いなら鉢底石敷くなどの対策が必要となる*3

鉢底石とは,読んで字のごとく,鉢植えの底に敷く石のことである.

軽石や黒曜石などの素材で作られており,土の排水性や通気性をよくする働きがあるといわれている.そのため,根腐れの予防に効果があるとして,家庭菜園で,鉢やプランターに植物を植え付けるときはほとんどの場合に使用されている.

 

土が粘土質の場合は,FarmBotの重みで揚げ床が沈み,傾きが生じてしまう可能性がある.

幸いにも我々の庭は,粘土質ではなかったため,対策を講じる必要がなかったが,もし粘土質の土壌上でFarmBotを構築した人たちがいたら,どんな対策を行なったのか是非お聞きしたい.

情報お待ちしております!

 

  • 防草シートの確認

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↑防草シートとは,この庭の左半分に敷かれている黒いシートの事である.

防草シートには様々な種類があり*4,主に下記の役割を持つ.

 

1.太陽光の遮断
2.発芽対策(飛来してきた種子はシートの下では太陽光が無いので発芽できない)
3.防虫対策

 

通常の家庭菜園ではシートは敷かず(本当は敷きたい),手間かけて対処しているのが一般的の模様.

FarmBotで除草の手間を最大限に省くためにも,虫対策にも,敷くのがベストと我々は判断した.

 

防草シートのチェック部分としては,透水性・防草レベルの2点である.

上記にも書いたが,植物が根腐れしないように,排水性や通気性を悪くするシートであれば,利用するのは控えた方が良いだろう.

また,年数の経過したシートは下から雑草が突き抜けてくる場合がある.雑草がシートから突き抜けていた場合は,もはや防草シートとしての役割は果たしてなく,上記と同様,利用するのは控えた方が良いだろう.

 

 

マッケンジーがガチの人たちから仕入れた情報によると,【何を育てるか】を元に「栄養」「水はけ」を考慮して「土」,「鉢底石」を選ぶ必要があるとのこと.

我々は何を植えるかはまだ決めていないため,ひとまず勉強させていただいたことをメモとして残しておく.

 

  • 肥料・栄養

・植物の最重要な栄養は「チッソ」「リン」「カリウム」

・それぞれの栄養には特徴がある

  N(チッソ) :葉肥え ・・・葉物
  P(リン酸) :花肥え ・・・トマトとか
  K(カリウム):根肥え ・・・大根とか
・とりあえず基本は5:5:5。野菜によって割合調整出来ると良い
・野菜の状況に応じて適切な肥料を与えてあげる必要ある

 

  • 土の選択

・土を用意する方法は二択

  ⅰ)培養土を買う

   一般的にはこちら.用途によって色んな種類の培養土がある.

   【参考】

s.kakaku.com

  ⅱ)複数の土と肥料を自分で用意してブレンド

   ・水やりの設定により水もちの良い土や水はけの良い土を自分で作る事が可能

    ※ちなみに農家は原価抑える為に、

     近隣の山から土持ってきて肥料まいて耕したりもある

   ・軽い土にすると色々と楽

    但し、種まき前(初回)によく水撒きをして水分含ませてあげる必要がある

   ・一般的には野菜用の培養土だが、使う量、予算によって選択は違ってくる
    (使いまわすのかとかも)

   ・培養土選びの時に見るポイント

    メーカー名とどこの土か所在地が明記されている

    主な原材料を把握

    pH調整済みなど記載がある

    野菜用になっている(園芸用などではない)

    色んな土が配合されている方が初心者には優しい

 

  • 鉢底石

・畑での家庭菜園では使用しない。

・根腐れ等の心配を防ぐ、水はけ、除草剤など配慮して今回は敷くのが良い

・機械の性能、地面の土質、連続使用の有無

 「日向土 大」「鉢底石」「赤玉土 大」を検討中

s.kakaku.com



 

防虫・防鳥・病

我々としては,あまり重要視しておらず軽く考えていたが、マッケンジーの調査によると,ガチの人たちは,農家でも家庭菜園でも,虫・鳥・病気をかなり気にするのだそう.

飛んできた虫が葉物に産卵,ふと気付いたらえらいことになってたりするようで,ココら辺の話になると、皆、鬼気迫るものがあったそうだ.

 

前回のブログで紹介した寒冷紗であるが,虫・鳥を防ぐにはやはり最適である様だ.

下から来る虫は防草シートで,周りからくる虫は寒冷紗で防ぐのがベターそうだ.

 

病に関しては,種類が膨大すぎてお話をお聞きすることができなかった.

今後,我々が育てたい植物が決まった時,育てた植物が病にかかった時などに情報をまとめることになりそうだ.

 

まとめ

 前回に記した通り,今回は菜園に関するマッケンジーの調査結果をまとめさせていただいた.

いかがだったろうか?

こういった情報が知りたい,この情報間違っていない?,俺らはすでにこういった情報持っているぜ!っといった方々がいたら是非コメントしてほしい.

 

 

FarmBotのドキュメント翻訳も大筋終わった.

http://wiki.farmbot.org/local-resources/japan/documentation-v1.2

現在は,「頭痛が痛い」といった様な摩訶不思議な日本語に翻訳されている箇所も多いが,今後組み立てながら修正を加えていくとにする.

 

次回はFarmBotを組み立てている様子を紹介できればと思う.

 

 

 

【本会合のゲスト様】
なし

 

【愉快な仲間たち】
・ジャック
 JavaScriptエンジニア
 本プロジェクトの発起人
 いずれは島を購入し,自給自足の生活を送ることが夢
 今回のプロジェクトはそのテストケース
 シェアエコライダー

・マッケンジー
 ジャックが敬愛する経営者
 ジャックの話で興味を持ち,愉快な仲間入り
 車と旅行と肉が好き

・ディラン
 Railsエンジニア
 現代社会の高等遊民を目指す夢追い人
 三度の飯よりアニメが好き
 早漏

・トム
 何でも屋
 Webサービス製作や防犯カメラの設置,
 小型船舶の操縦から住宅のリノベーションまで,とにかくなんでもやる
 特技はチェーンソー
 英語の翻訳もできる

・エリザベス♂(通称エリー)
 社畜
 グンマーから違法入国中
 本ブログの寄稿者
 クズ

*1:勇者諸君はこちらの動画必見だ!:https://www.youtube.com/watch?v=wwAmn7-ChhQ

*2:「頭痛が痛い」といった様なおかしな翻訳が目立つのはご愛嬌

*3:FarmBotの公式ドキュメントでは,石や木の枝をお構いなしに揚げ床内にぶち込んでいる様子がみて取れる.さすがはアメリカ.やることが豪快である笑

*4:参考:

lovegreen.net