FarmBot Project

FarmBotをいじりたおす過程を記す場所

FarmBot Project 〜屈辱の種まき〜

性なる夜に御機嫌よう!
世の男性が種まきに勤しんでいる間,一人寂しくシコシコとブログを書いております,エリーです.
 
さて,前回の騒音問題のブログ更新から早2ヶ月半.
大家さんの許可を得て,ついに実稼動までを行うことができた.
 
本ブログでは,稼動までの作業の軌跡をまとめたいと思う.
 
今回のラインナップ
  • 騒音について
  • 揚げ床製作
  • 各部連結作業
  • 屈辱の種まき

 

 

騒音について

音に関して頭を悩ましていた我々だが,
ソフト側で制御することで音を軽減できることをディランが発見してくれた.

ソフトの設定のキャプチャ画像と,それぞれの設定時の駆動音を動画にしてあるので,
ぜひ比べてみて欲しい.

 

【初期】 

ソフト画面

f:id:niwak2:20171224155211p:plain

 実際の音

youtu.be

 

【変更後】 

ソフト画面

f:id:niwak2:20171224170354p:plain

実際の音

youtu.be

 

いかがだろうか?
ACCELERATE FOR の数値を小さくすることで,駆動音が軽減されているのがわかると思う.

大家さんにもチェックしていただき,問題ないとの許可を得られたので,
現在,我々はこの数値で運用を行なっている.

ただし,この数値は公式の推奨値になっていないので,どんな問題が起こるかはわからない.
そのため,我々の数値を真似る場合は自己責任で行っていただきたいということを明記しておく.

  

 

揚げ床製作  
騒音に対して,目処が立ったため,本格的な揚げ床の製作を行った.
今回は,庭の広さや土の量,試験的な稼動ということを考慮し,1m x 1m の揚げ床にすることにした.高さは最終的に 約 0.27m となった.
 
購入した素材は以下の通り.
  • アングルA-23
  • スリム粗め造作ビス
  • 2x4材
  • 水性木部保護塗料 1.6L
  • 鉢底石 10袋 *1
  • 培養土 8袋 *2
購入元はもちろん,みんな大好きコメリ(鉢底石と培養土Amazonで購入).
Farmbot公式のドキュメンテーションに乗っているような太くて固いイイ感じの木材が見つからなかったため,2x4材というタイプのものを購入した.
 

f:id:niwak2:20171126160659j:plain

防腐剤ぬりぬり
 

f:id:niwak2:20171202122942j:plain

支柱用に2x4材を重ねて固定
 

f:id:niwak2:20171202135727j:plain

アングルA-23で揚げ床と支柱を固定
 

f:id:niwak2:20171126113608j:plain

深さ35cmの穴掘り
 

f:id:niwak2:20171202150607j:plain

挿入&固定(揚げ床は一旦4段組にした)
 

f:id:niwak2:20171202152744j:plain

鉢底石x10袋の敷き詰め
 

f:id:niwak2:20171202153445j:plain

培養土x8袋をもりもり(揚げ床の高さが高すぎたため一段取っ払い,3段組にした)
 

f:id:niwak2:20171209150604j:plain

トラックを取り付け水平性の確認

 

各部連結作業

揚げ床が完成したら,あとはガントリーとホームを取り付け,電磁弁と水道空気ホースを連結すれば完成.

f:id:niwak2:20171210134928j:plain

外でガントリーを取り付け終わるとひとしおの達成感を味わえる

 

f:id:niwak2:20171210144153j:plain

ホームに何を取り付けるかは基本自由.

今回は右から順に,seeder,water,センサーを置いている.

 

f:id:niwak2:20171210144135j:plain

ガントリー右側の配線が引っかからないよう結束バンド等を活用し調整したら,ハード面の実装は完了. 

ソフトフェアでホームの設定や水巻の時間帯等を設定する.

 

f:id:niwak2:20171224162412j:plain

水道とホースとの連結部分で水漏れが気になる場合は,シールテープを使うと良い*3. 

画像は取り忘れたが,我々もシールテープを使い,水漏れが無いようしっかり補強した.

 

屈辱の種まき 

冬でも比較的育ち安いルッコラ*4手で蒔いた.

そうです,一年近く頑張ってきましたが,手で種まきをしました...

 

 

まとめ

色々,試して見たが,タイムアップ!

上記の「屈辱の種まき」の2文から我々の無念が伝わっている事と思う.

種まきをするにあたり,下記2点が問題となり解決まで至らなかった.

  • 原点・ホームの設定
  • Z軸の設定

 

youtu.be

ホームを設定しようとしている様子

 

ホームを設定し,高さの調整を行なったり色々試して見たが,実際に種植えをしようとした際,Seederが曲がってしまったりと,設定がうまく行かず,現状では自動で種植えを行うことができないと判断した. 

そこで,種まきの自動化は次回とし,ひとまず手で種を植え,水まきの自動化やセンサーが正常に動作するかを確認すること優先する事とした.

 

youtu.be

水まきを自動で行なっている様子

 

現在,水まきを昼の12時で自動的に行うよう設定しているが,うまく動かない場合がある現象を確認できている.

また,ガントリーが途中で停止しホームまで戻らないといったことが起こるのも確認できている.

 

 

ようやく本稼動し,ソフトとハード連携で今まで見てていなかった問題が色々と見えてきた.

設定や自動化部分にまだ問題があり,これからさらなる試行錯誤が必要となりそうだ.

今年の屈辱の種まきを忘れず,来年は自動化の年としたい.

 

メリークリスマス! 

それでは皆さま,良いお年を! 

 

 

負け犬たち
・ジャック ( id:ms2sato
 JavaScriptエンジニア
 本プロジェクトの発起人
 手で種を植えた張本人

・マッケンジー
 ジャックが敬愛する世界を股にかける経営者
 本人曰く,食べる事と飲むことが仕事

・ディラン
 Railsエンジニア
 種まきのために格闘技を始めた
 打倒ジャック

・トム
 壺屋さんになった
 ろくろ回しもお手の物

・エリザベス♂(通称エリー) ( id:niwak2
 グンマーから違法入国中の社畜
 穴を掘って埋める奴隷の達人